一般社団法人日本免震構造協会の紹介

設立趣意


 我が国は世界有数の地震国であり、地震による災害は国民生活上は勿論社会的にも大きな影響を与えるものであります。免震構造は、地震動からくる破壊的な力を免震部材により柔らかく受けとめ軽減させることで、幅広い耐震設計を可能にさせるものです。

 近年、この免震構造が注目され様々の技術開発が行われ、その優れた耐震安全性及び機能維持性が広く国民に認められた結果、免震構造の建物が次々と実現してまいりました。まさに多様化した社会の要請に基づいた画期的な技術と言えます。

 免震構造の適正な普及を図るため、学識経験者、設計事務所、建設業及び免震部材製造業の関係者により平成5年6月任意団体「日本免震構造協会」を設立しました設立後、逐次免震構造に関する調査研究を重ね、設計、施工、部材関係、維持管理関係等の規準を作成しました。これらに基づき講習会、現場見学・研修会及び講演会等を実施して技術者養成並び技術指導にあたり、免震建築に対する啓発普及を図るとともに関係業界の伸展に貢献してきました。

 しかしながら、免震構造は永い伝統を持つ耐震構造に比べ歴史も浅く経験も少ないため、広く普及させるにはさらなる研究や整備が必要と考えられます。

 より豊かで、より確実な耐震技術の発展は、我が国のみならず世界の地震地域に住む人々の願いであり、国際組織との協力も必要です。そこで、貴重な資産の形成保全を図るためには、免震構造に関する調査研究の充実による設計、施工、部材、維持管理等に対する技術の向上と安全性の確保を的確に推進指導できる組織が必要です。

 よって、ここに「一般社団法人日本免震構造協会」を設立し、免震構造の適正な普及を図るとともに、より確実な耐震技術の発展と安全で良質な建築物の整備に貢献し、もって国民生活の向上に寄与するものです。


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