優秀修士論文賞 受賞者

2017年 第10回 免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞

受賞者



題 名
学位授与大学
受賞者(敬称略
概要
座屈拘束ブレースにおける芯鋼材の変形集中と圧縮降伏耐力比 北海道大学 大内 京太郎 PDF(626KB)
津波荷重に対する免震建物の構造安全性評価に関する研究 明治大学 服部 龍太郎 PDF(871KB)
水平2方向変形を受けるせん断パネルダンパーの力学挙動 東京工業大学 山本 優子 PDF(1,764KB)

                           総  評
 審査委員長  笠井 和彦
 2017年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第10回目になる。応募論文は15編と多く、これからの応答制御技術の開発・研究の幅広い展開を示唆していると思われる。この論文賞が、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを期待している。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文3編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文は、研究対象が多岐にわたっており、いずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。

                        各論文の選評一覧



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