優秀修士論文賞 受賞者

2010年 第3回 免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞

受賞者



題 名
学位授与大学
受賞者(敬称略
概要
鉄筋コンクリート骨組への座屈拘束筋違の接合方法に関する研究 東京工業大学 野々山 昌峰 PDF(1.2MB)
強度のばらつきを考慮した地震応答解析による座屈拘束ブレース接合部の耐久要求値 京都大学 久米 建一 PDF(2.1MB)
鋼材ダンパー、粘弾性ダンパーを用いた実大5層建物の実験に基づく架構の構造特性とダンパーの制振効果に関する考察 東京工業大学 馬場 勇輝 PDF(620KB)

                                       総  評                    審査委員長  山崎 真司
本協会では2008年度より「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」を設け、優秀論文の顕彰を行っている。今回は2010年度修士学位取得および取得予定者を対象として募集を行い、11編の応募論文があった。優秀修士論文賞の選定は本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」(委員10名)が担当し、昨年と同様二段階選考により行った。

 1次選考では全員の委員が論文概要書に基づく評価を行い、その集計により6編の候補論文を選んだ。2次選考は委員会を開催し、各委員が本論文に目を通した上で最終評価を行い、その集計により3編の優秀論文を決定した。応募者と同一の大学に所属する委員は当該論文の評価に関与しないよう配慮した。応募論文のテーマは多岐に亘っており、研究体制についても新たなテーマへの取組み、これまでの研究室の継続テーマへの取組みあるいは他機関を含む大きな研究プロジェクトの一員としての取組みなどがあり、慎重に選考作業を行った。選考に際しては著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。

 応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高いものであり、残念ながら選定外となった論文も研究への真摯な取組みが感じられる優秀な論文であった。質の高い論文を纏めた著者の今後の活躍を期待する。

                                
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