優秀修士論文賞 受賞者

2011年 第4回 免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞

受賞者



題 名
学位授与大学
受賞者(敬称略
概要
履歴型ダンパーと粘性型ダンパーを直列連層配置した超高層鋼構造建物の制振設計に関する研究 東京理科大学 添田 幸平 PDF(636KB)
水平二方向入力時の履歴型・粘性型減衰機構を持つ高減衰積層ゴムの捩れ応答の検討 東京理科大学 下沖 航 PDF(931KB)
粘性・オイルダンパーをもつ実大5層建物の実験結果に関する解析的考察 東京工業大学 山際 創 PDF(3MB)

                         総  評
 審査委員長  山崎 真司

「免震構造・制振構造に関わる優秀修士論文賞」の顕彰制度は、協会創立15周年を記念して2008年度に創設され、今回は第4回目である。13編の応募論文があり、本協会に設置された「修士論文賞審査委員会」により優秀論文の選考を行った。

 選考はこれまでと同様二段階で行うこととし、一次選考では全員の委員が4頁の論文概要書に基づく評価を行った。各論文に対する集計評価点にあまり差が見られなかったことから、今回は一次選考での絞込みは行わず全論文を対象として二次選考を行った。二次選考では選考委員会に出席した委員が本論文を読んだ上で最終評価を行い、その集計により3編の優秀論文を決定した。応募論文が対象とするテーマは多岐に亘っており、研究テーマの設定についても、新規性の高いもの、研究室の継続的研究への取組み、他機関を含む研究プロジェクトとの関連が高いものなどそれぞれ特徴があり、選考においては研究内容の学術的レベルと共に、研究推進における著者自身の主体的役割に配慮した。

 応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度の高いものであり、残念ながら選定外となった論文も優秀な論文であった。質の高い論文を纏めた著者の今後の活躍を、また、本賞が若い人達の免震構造・制振構造に対する関心を高める一助となることを期待する。                                
                      各論文の選評一覧


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