優秀修士論文賞 受賞者

2014年 第7回 免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞

受賞者



題 名
学位授与大学
受賞者(敬称略
概要
水平2方向加振試験による高減衰積層ゴムの捩れ応力に基づく捩れ歪の評価方法の提案 東京理科大学 柿沼 貴博 PDF(773KB)
長時間の風外力と長周期地震動における実大粘弾性ダンパーの特性評価実験および
解析手法の提案
東京工業大学 杉山 暢方 PDF(3,175KB)

                           総  評
 審査委員長  笠井 和彦
 2014年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第7回目になる。応募者数は7編であり、例年に比べ少なかったのは残念である。本論文賞により、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを目指しており、今後のより多くの応募を期待する。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文2編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
 研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。

                        各論文の選評一覧



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