優秀修士論文賞 受賞者

2015年 第8回 免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞

受賞者



題 名
学位授与大学
受賞者(敬称略
概要
建物と地震動の広範な特性を考慮した非構造応答の予測・制御手法 東京工業大学 近藤 さゆみ PDF(1,169KB)
多種のダンパーを併用した免震建物の地震応答予測
-応答スペクトル法による免震層の応答予測と設計用地震荷重分布-
明治大学 小町 祐介 PDF(2,295KB)
擁壁衝突時に励起される積層ゴムの上下応答と各種非線形性の影響評価  東京理科大学  山形 有紀  PDF(1,229KB)

                           総  評
 審査委員長  笠井 和彦
 2015年度の修士卒業生を対象とした「免震構造・制振(震)構造に関わる優秀修士論文賞」は第8回目になる。応募者数は10編であり、少なかった去年から通常の数に戻ったため、ほっとしている。本論文賞により、大学院における当分野の研究活動の発展を促すことを目指しており、今後のより多くの応募を期待する。
 選考はこれまでと同様に全委員が、一次選考で4頁の論文概要書に基づき評価し、二次選考で修士論文を読み、総合的な視点から最終評価を行った結果である。このたびは優秀論文3編を決定した。著者自身の主体的な研究推進を通して得た学術成果を評価することに重点を置いた。大学在籍委員は、所属大学の応募者に対しては採点を行わないこととした。また、同一研究室における表彰の数は1件以内とした。
  研究内容は、新規性の高い研究、研究室の継続的研究、他機関との共同研究など、それぞれ特徴があり、慎重に選考を行った。応募論文はいずれも学術的内容並びに論文完成度のレベルが高く、残念ながら選定外となった論文も、研究への真摯な取組みが感じられる内容であった。本賞が、若手構造技術者・研究者の免制振への関心を高める一助となるよう願っている。

                        各論文の選評一覧



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